月別アーカイブ: 12月 2013
配膳係生誕47周年
豪華二本立て あずきスペシャル!
劇画にゃっぽん昔ばなし
通りかかったでんろくどんが饅頭を見つけ大喜び。
だいずどんとは知らずに、お地蔵様にお供えしました。
「ごめんだ。六つ饅頭持ってきたけど、おら食べちゃった。
そこにあったきれーな饅頭だけどどうぞ」
するとお地蔵様が片目を開いてでんろくどんを見つめ、ニヤリと笑いました
「お前さん、饅頭よりすごいものを供えてくれたのかい?」
びっくりしたでんろくどん。お地蔵様の足元を見ると、さっきまで饅頭だったのに
噛んだ尻尾を舐めているだいずどんがそこにいたのです。
「おったまげた!」
「私の所でよかったよ。でなけりゃ、だいずどん今頃狐か熊の胃袋の中だったねぇ」
六地蔵様達が、さらさらと笑いながら
「でんろくどん、いつも饅頭ありがとう」
「だいずどん、尻尾はかじっちゃいけないよ」と話してきます。
「でんろく、おまえ俺をお供えしようとしたのか」
「饅頭、腹減ったから食っちまったんだ。いつもはがまんしていたんだけど
今日だけは出来なかったんだど。だいずどんとは知らなかったど」
「まあ、もとに戻ったからいいや。地蔵様の言うとおり
おまえが持ってこなかったら、今頃は狐か熊に喰われてたからな」
二人はお地蔵様達におじぎをして、家路へとあるきました。
空には雪虫が遊びに来ています。
「地蔵様達に傘を作って差し上げるだ」「俺も手伝うよ」
今日は冬至。でんろくどんはやっと編んだ菅笠をお地蔵様達に被せて
小屋に戻りますと大きなかぼちゃが!
「あわわわーなんだどー朝にはこんなのなかったど?」
驚きと怖さで、おそるおそるかぼちゃに近づき、つんつんとかぼちゃを
突ついてみました。かぼちゃは皮が硬いのくらい、でんろくどんは知っています。
でも、なんだか知っているかぼちゃとは違うようです。
「なんだかフカフカしてる?これは食べられないど」
ちょっと残念に思っていると、かぼちゃのヘタからふんわり花びらの様に開いてきます。
まんまるお目々を更に大きくしてでんろくどんが見つめていますと、
中に手紙が入っていました。
「いつも、饅頭や身体をきれいにしてくれてありがとう。でんろくどんがせんべい布団に
寝ていると、雀達から聞いて、布団をおくることに決めました。地蔵より」
でんろくどんは思わずかぼちゃ布団に両手をあわせて拝みました。
作・もこさん
競馬新聞写真・とある猫下僕Aさん
クリスマス顔ハメ写真・仙一ママン
脚色・配膳係
間違ってる現場を激写フライデー!
我々フライデー特殊取材班は何日もの張り込みの末、決定的な瞬間を捉えた!
あああああっ!何の罪も無い善良な市民が巻き添えを喰っってます!
あああああああああっ!もう取材なんてしてる場合じゃない!にゃん命救助が先だ!
http://youtu.be/lVAKT1uDF1k
おお!市民が命からがら逃げ出したぞ!