
はい、こんにちは 稲川淳二でございます

私が来たら何をするかおわかりでしょう?

そうですそうです怪談ですよ怪談

キャー!

おっと、まだ何も言ってませんよ 悲惨だな悲惨だな悲惨だな

では身支度をして始めさせていただきます

あれはいつだったかあたしがね、まだ駆け出しの頃だったですかね
知り合いの社長からアフリカのお土産をもらったんですよ

ギャー!

ちょっと!やりにくいなもう、これから本題に入りますからね

で、そのお土産というのが人間の干し首でしてね
まだアフリカのある部族ではそういう習慣が残っていたんでしょうな

干しカマください

あ、いや干しカマじゃなくて干し首ね、干した首ですよ首ね
で、そんな物もらっても困るんで取り敢えず一晩はあたしの部屋に置いたんですが

やっぱり何だか嫌だな嫌だな嫌だな〜と思いまして
知り合いの住職のところに持って行ったんですよ

いやあたしも気味悪いもんですから 風呂敷にこうして包んでね

ピロシキください

いや、ピロシキじゃなくて風呂敷ですよ風呂敷

で、干したものですから本当は軽い訳ですよ でも風呂敷を持ち上げようとしたら
ズッシリ重い!急いで住職に見てもらったら風呂敷を開けるなり

「これ、生きてるよ!」

!

・・・

以上、怖がっていただけましたか?稲川淳二でした

ええ、怖かったわ、あなたの顔が

干しカマがなければ煮干しでもいいです

ペロシキと呼ぶお店もあります

うわ〜ん